2014年7月15日火曜日

イギリス英語好きのあなたに贈る クイーンズ・イングリッシュ女優 5選

「クイーンズ・イングリッシュって、イギリス英語のことでしょ?」

NOOOO!

クイーンズ・イングリッシュとは、厳密に言うと女王とその周辺のロイヤルファミリーの方々が話す英語のことで、これはこれでまたちょっと特殊です。

しかし、実際はクイーンズ・イングリッシュといえば、良い教育を受けた上流〜アッパーミドルクラスの人たちが話す、くせのない「いわゆるイギリス英語」という意味でつかわれることが多いです。これの英語は正式にはRP (Received Pronounciation、容認発音)と言いますが、これを話すのもイギリス人の数パーセントのみです。

イギリス英語の種類についてもっと知りたい方は、今月号のイングリッシュジャーナルでも特集されているので、ご覧ください。CDつきで、いろんなイギリス英語が聴けますよ。

イギリス英語の説明についてはイングリッシュジャーナルにお任せして、ここではざっくりと「クセのない上品なイギリス英語」を話す女優さん 5人を厳選してご紹介します!

話している内容がわからなくてもまずは大丈夫。クセがないといってもそれぞれ個性があるので、まずは触れてみて下さい。上級レベルの方は、違いを聞き分けたり、シャドウイングにチャレンジしたりしてみて下さいね!

1. ケイト・ウィンスレット

前回の記事にも登場した、言わずと知れた大女優!しかも大英帝国勲章CBEも授与された、ザ・演技派イギリス人女優です。

彼女の英語は本当にクセがなく、イギリス南部のよいお家柄の女性という感じ。いわゆる正統派の「イギリス英語」で、まずは入門編としてお勧めです。



2. エミリー・ブラント

『プラダを着た悪魔』のエミリー役を機にブレイクした彼女。着実にキャリアアップし、トム・クルーズと共演の最新作『オール・ユー・ニード・イズ・キル』も現在公開中です。

エミリー役のときはちょっとした意地悪さをイギリス英語で強調することで存在感が際立っていましたが、本来の彼女の話し方はもう少しソフト。

とはいえ「深窓の令嬢」的なケイト・ウィンスレットに比べると若干カジュアルな雰囲気で、「ロンドン南部に住む、ちょっとシニカルな普通のイギリス女性」という感じ。真似したとしても、気取った感じはしないのがオススメポイントです。

若き日のヴィクトリア女王を演じた『ヴィクトリア女王  世紀の愛』での更に洗練されたチャーミングな英語も必見!


3. エマ・ワトソン

エミリーより更に若いエマ・ワトソンの英語は、「イギリス南部に住む賢くて上品でエネルギーあふれる若い女子大生」感が滲み出ています。

ケイトやエミリーに比べるとちょっと早口で、若い女性にありがちな「〜って感じだったの!('It was like〜')」がたっぷり。それでも十分知的に聞こえるのは、彼女の知性が言葉のチョイスや話す内容に滲み出ているから。
大学生らしいイギリス英語です!

4. キャリー・マリガン

『華麗なるギャッツビー』でのデイジー役が記憶に新しい彼女。アメリカ人に比べて高い声で話す女性が多いイギリス女性の中で、29歳という年齢にふさわしい(ちょっと早熟?)落ち着いた英語を話します。

『華麗なるギャッツビー』ではアメリカ人役のためアメリカ英語を話していますが、インタビューではバリバリのイギリス英語が聴けますよ!

ビジネスシーンで使える、気品ある英語を身につけたい方に最適なお手本です。

5. ジュディ・デンチ

『007』シリーズでジェームス・ボンドの上司M役で有名な往年の大女優。Dameの称号も持っています。

彼女の英語は「凛とした強さを持つ上品なおばあさま」というところ。
将来彼女のような美しくしなやかな女性になりたいし、彼女の上品な英語も身につけたいけれど、どうも難しい!
『恋に落ちたシェイクスピア』、『ショコラ』から最近の『マリリン  7日間の恋』、『J. エドガー』、『あなたを抱きしめる日まで』など大女優の美しい英語に聞き惚れましょう。


いかがでしたか?ここに挙げた5人の女優さんは皆クセのない上品な英語を話します。その中でもそれぞれの個性がありますので、是非違いを感じてみて下さい。

もちろん、シャドウイングにも最適。
お好きな女優さんをチョイスして、まずは上品な正統派イギリス英語に触れてみてくださいね!

さて、次回は「Beauty Tuesday! ロレアルパリ ヌードマジック オードゥ タンのコスメレビュー」をお送りします。お楽しみに!




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